2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「学位記交付」(3/27)

地震後ゼミ生全員にメールで安否確認をしたが、最後のひとりの安全が確認されたのは日本に戻ってからだった。W大学では震災のため卒業式と入学式を中止し、卒業生には学位記を「交付」することになった。 昭和40年代の安普請16号館は小さな地震でもよく揺れ…

再びカンボジア(3/22)

ラオスのチャンパサックからカンボジアのシエムリアプに戻り、残ってボーリング試料の処理をしていた院生Nさんの手伝いをした。シエムリアプのオフィスの皆さんのお力添えで、ボーリングコア(試料)を2つに切る作業は1日で終わり、帰国までに処理できそうだ…

メコンの瀬音(3/18)

カンボジアのボーリング試料処理もしなければいけないのだが、12月に共同研究者の日本のY先生と院生Oさんが行ったラオスの発掘調査現場の確認のため、ラオス南部チャンパサックへ。カンボジアのシエムリアプからラオスのパクセに直行便がある。パクセの空港…

カンボジアでボーリング(3/16)

コンポントム州のセン川沿い沖積低地で3ヶ所、機械ボーリングで土のサンプルを採取した。インドでは機械がないのですべて人力で掘ったが(まだやっているはず)、こちらは去年と同じ業者さんで熟練工のスタッフが機械でどんどん掘り進み、丸二日で作業完了。…

BREAKING NEWS (臨時ニュース)(3/12)

プノンペンで東大のS先生が合流し、あすからボーリングという日、夕食に行こうとしたらみんながテレビを見たかという。部屋でテレビをつけていなかったので本館フロントのテレビを見に行くと、CNNで日本の地震と津波のニュースを流し続けている。 2004年12月…

カンボジアでボーリング(準備編)(3/10)

昨年春に引き続き、ボーリング調査をするためカンボジアに来た。バンコクからは勝手知った土地なのでだいぶ気が楽だ。アンコール遺跡のあるシエムリアプ空港に着き、東大大学院のNさんと合流。シエムリアプでは数あるレストランの中から(もちろん?)インド…

コルカタ偵察(続)(3/7)

厚手のスカーフも手に入れたし、またメトロにでも乗るか。コルカタのメトロは11月に乗ったデリーのメトロにくらべるとずいぶん歴史があって、ニューヨークの地下鉄みたいだ(ぼろい)。ホームにいたポリスに「女性専用車はありますか」と聞いたら変な顔をし…

コルカタ偵察(3/6)

3月は移動ばかりで席の温まるひまがないが、こんどは例の「噴射航空」でコルカタ経由バンコクへ。コルカタでの待ち時間が8時間以上あり、コルカタ空港は南のチェンナイ空港と双璧をなす情けない空港(何もない)なので、暇つぶしにコルカタ市内偵察に行った…

インドは好きですか?(3/4)

デリーからビシャカパトナムへ戻る便がキャンセルになった、とジェットエアウエイズ(航空会社)からメールが入った。キャンセルになったって言ったって、こっちは帰らなきゃならないので空港に行くと、カウンターの責任者が「その便はキャンセルです。明日…

消えた大河サラスワティ(3/3)

ハリヤナ州からラジャスタン州にかけて、ガッガル−ハクラ川という小河川沿いにインダス期の遺跡が集中している。そして、このガッガル−ハクラ川こそ古代神話のリグ・ヴェーダにある「サラスワティ」という大河で、この大河が干上がったためインダス文明は衰…

現役ハラッパー文化??(3/1)

ハリヤナ州ロータク近郊でインダス文明期(教科書にのっているのはパキスタンのモヘンジョダロとハラッパー遺跡)の遺跡の発掘をしているデカン大学S教授の現場をたずねた。日本から弟子入りしている博士課程のAさんの案内で現地へ行くと、麦畑の中のマウン…