クリシュナデルタとアマラヴァティ文化(7/10,11)
クリシュナ川下流部には、チェンナイの博物館で(展示室閉鎖中で)見そびれた、アマラヴァティという有名な仏教遺跡があるのだが、その他の仏教遺跡はマイナーなので運転手さんも知らない。「そんなものはない」というのを説き伏せ、ビジャヤワダから70kmくらい離れたジャガヤペッタという村へ行ってもらった。
村を見おろす丘の上に、優美なストゥーパが復元されていた。どこが優美かというと、真っ白な大理石が使われているのが、これまで見てきたレンガ造りと大きくちがうところだ。
(Jaggayyapeta stupa)
しかし、そのあと本家アマラヴァティへ行ったら、ストゥーパ(2世紀頃)を覆っていたみごとな大理石の彫刻に圧倒された(現地の博物館に多数展示されている)。写真はないが仏像も衣紋が美しい。アマラバティにはサータヴァハナ朝の首都があったらしい。クリシュナ川右岸には石灰岩(や大理石)が分布しているため、これを材料に美しい彫刻がつくられたのだろう。
(Amaravati maha stupa)
クリシュナ川もゴダバリ川並みの雄大な川だ。クリシュナ川河口は道がなくて行かれないので、マチリパトナムというところのビーチへ行った。休日はにぎやかだそうだが、平日の午前中だったので静かだった。
(Machilipatnam beach)
(Krishna river)
クリシュナデルタの微高地にも数か所ストゥーパがある。ゴダバリデルタのAdurruという遺跡と同じような感じだが、こちらはやはり大理石の彫刻があしらわれていた。
(Bhattiprolu stupa)