ラーマまつり(4/13)

 H先生のご兄弟があつまって、お寺でおまつり(プージャ)をするのに同席させていただいた。ビシャカパトナムから数十km離れた親戚のゆかりの村が会場である。
 朝5時半にH先生が迎えにきて市内のお兄さんの家に行くと、大量のターメリックライス(黄色い炊き込みご飯)やデザートのミルク粥ができており、ステンレスの容器に移して車に積み込んだ。次に弟さんの家に行き、4人家族をのせて弟さんの奥さんの実家へ行き、朝食をいただいてから車3台で7時半頃出発し、9時過ぎにS Rayavaramという村に着いた。
 村の家の前庭に4体の神像がまつられている。「ラーマーヤナ」のラーマ(ビシュヌの化身)と奥さんのシータ、ラクシュマンとハヌマンで、カンボジアでもこの物語の踊りが上演されている。女性達が新しい衣を着せ、花や首飾りで飾り線香をあげてお祈りをすると、神像を輿にのせ、楽隊の先導で村を一周し、お寺へ。

 お寺のホールに神像が据えられると、お坊さんと長兄夫妻がその前で祈祷をする。2月に見た結婚式のときの祈祷と同じような感じで、お米やバナナやココナツ、花や水を皿にのせて、お祈りしてはかけるのをくり返す。その手前にはお供えのターメリックライスやミルク粥の容器が並ぶ。
 その間、ホールには次々と村の人たちが集まり、いちばん前列には子ども達が陣取ってすわっている。祈祷が終わるとにわかに雰囲気が殺気だち、お供えの配布が始まった。100〜200人位の人たちに炊き込みご飯やデザートやハーブのドリンクが配られ、会場は騒然。
 30分位でお供えがすっかりなくなると終了。年に一度の行事だそうだ。


 H先生や兄弟がおどろいたでしょう、というが、日本でも節分とか餅撒きとかのときは同じだし、カンボジアでも村の行事のときにノンバンチョプというお米の麺やお餅が配られるので別におどろきはしなかった。